好きなことでお代をいただくのが申し訳ない?パーソナルスタイリストが外したい「仕事観のブレーキ」

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こんにちは。

勅使河原 祐子です(プロフィールはこちら)。

こんにちは。パーソナルスタイリストの勅使河原です。

先日、YouTubeでコラボライブをしたのですが、その中で「あぁ〜!それめちゃくちゃわかる……!」と激しく共感したテーマがありました。

それが、「こんなに自分が楽しめること、普通にやってきたことでお代をいただいちゃっていいのかな……?」という罪悪感についてです。

ファッションを仕事にしたい方、パーソナルスタイリストとして副業から始めたい方、すでに活動している方にも、きっと思い当たるところがあると思います。今日はこのテーマを、ライブで話しきれなかったことも含めてまとめました。

目次

好きなことでお代をいただくとき、申し訳なくなりませんか?

服を選ぶことが好きで、「これとこれを合わせたら絶対素敵!」と妄想するのが楽しくて仕方がない。

それをお客様にご提案して、「わぁ、すごい!自分じゃ絶対に思いつかない!」「目から鱗です」と喜ばれて、お代をいただく。

そのときに、なんだか申し訳ないような、落ち着かない気持ちになったことはありませんか?あるいは、これから始めるときに「そうなりそう」と思っていませんか?

  • 「私、ただ自分が好きで楽しめることをしているだけなのに、お代をいただいていいのかな」
  • 「もっと頑張らないと、苦労しないといけないんじゃないか」
  • 「こんなことでお金をいただくなんて、相手に悪い気がする」

罪悪感の正体は「お金への怖さ」ではなく「仕事観のブレーキ」

この気持ち、一見すると「お金をいただくことへの怖さ」や「ブレーキ」のように見えますよね。

でも、よくよく紐解いていくと、実はそこではないんです。

正体は、お金そのものへの怖さではなく、私たちが無意識に刷り込まれてきた「仕事観のブレーキ」なんですよね。

「仕事とはこういうものだ」という思い込みがあるから、それと違うやり方でお代をいただくことに、ブレーキがかかってしまう。だから、価格を下げたり、時間を延ばしたり、必要以上にサービスを足したりして、なんとか「苦労した分」を埋め合わせようとしてしまうんです。

頑張り屋さんほど背負っている「仕事=我慢」という常識

このブレーキは、頑張り屋さんの方ほど強くかかりやすいです。

  • 「仕事とは、我慢の対価である」
  • 「汗水垂らして、苦労して、歯を食いしばって乗り越えるものだ」
  • 「楽をして稼ぐなんて、どこかズルいことだ」

そんな「仕事の常識」を、いつの間にか背負い込んでしまっています。会社員として長く働いてきた方、家庭のことも仕事のことも一生懸命こなしてきた方ほど、この常識は体に染みついているものです。

だからこそ、大好きなファッションを仕事にして、「楽しい!」「幸せ!」と感じながら報酬をいただくことに、どこかで強い罪悪感を覚えてしまう。「もっと努力しなきゃ、仕事として認められないんじゃないか」と思ってしまうんです。

私自身も、副業でスタイリストをしていた頃は、損か得か、失敗したらどうしようと考えてばかりで、なかなか決断できずにいました。頭の中にある「こうあるべき」が、自分の足を止めていたんだと、今ならわかります。

あなたの「当たり前」は、誰かにとっての「プロの技」

ライブの中でもお話ししたのですが、私たちが「楽しくて当たり前にやっていること」は、服選びが苦手な方にとっては、喉から手が出るほど欲しい「プロの技」なんですよね。

実際に、パーソナルスタイリストのもとに届く相談は、こんな内容が多いんです。

  • 「職場が変わって、何を着たらいいかわからない」
  • 「色の合わせ方がわからない」
  • 「自分をより印象的に見せるには、何を着たらいいかわからない」

服が好きな方から見たら、「えっ、そんなこと?」と思うようなことかもしれません。

受講生さんの一人も、こんなことを話してくれました。

「ベージュには黒じゃなくて、ターコイズブルーを合わせると新鮮味が出ていいですよ、と話しただけで、すごく喜んでもらえたんです。これでも喜んでくれるんだ、これなら続けられる、と思いました」

自分が苦しまなくても、いちばん得意でワクワクすることだけで、人はこんなにも救われる。笑顔になってくれる。

服が好きな人ほど、「こんなの誰でもできるし……」と自分の価値を小さく見積もりがちです。でも、その「楽しい!」というエネルギーこそが、お客様にとっての価値になる。それがパーソナルスタイリストという仕事です。

仕事観のブレーキを外すための3つのヒント

「仕事=我慢」というフィルターをかけたままでは、せっかくの自分の才能や「好き」に蓋をしてしまいます。ブレーキを少しずつ外していくために、今日からできることを3つご紹介します。

① 「頼まれたこと」「喜ばれたこと」を書き出す

これまでに「服を選んで」と頼まれたこと、選んであげて喜ばれたことを、小さなことでいいので書き出してみてください。頼まれたということは、相手があなたを選んだということ。あなたの「当たり前」に価値があることは、すでに証明されているんです。

② 自分の言葉ではなく、相手の言葉で価値を見る

「私なんて大したことしていない」と思うのは、自分の物差しで測っているからです。お客様や友人が言ってくれた「助かった」「自分では思いつかなかった」という言葉を、そのまま受け取ってみてください。価値を決めるのは、受け取った側です。

③ 一人で抱えず、誰かに話してみる

思い込みは、頭の中だけで考えていると、なかなか自分では気づけません。声に出して誰かに話してみると、「あ、私これを気にしていたんだ」「ここまではちゃんとできていたんだ」と、自分の現在地が見えてきます。

副業から始める人こそ、最初にブレーキを外しておきたい理由

これからパーソナルスタイリストを副業で始めたい方こそ、このブレーキには早めに気づいておいてほしいと思っています。

罪悪感を抱えたままスタートすると、「申し訳ないから」と価格を極端に下げたり、無料で引き受け続けたりしがちです。そうすると、続けるほど疲れてしまい、せっかくの「好き」が苦しいものに変わってしまいます。

好きなことで稼ぐのは、ズルいことではありません。あなたが楽しんでできることで、誰かの「困った」が解決する。そのやりとりにお代が発生するのは、とても自然なことです。

まとめ|苦しまなくていいところで、苦しまなくていい

  • 好きなことでお代をいただくときの罪悪感は、服好きさんがつまずきやすいところ
  • 正体はお金への怖さではなく、「仕事=我慢」という仕事観のブレーキ
  • あなたの「当たり前」は、服選びが苦手な人にとっての「プロの技」
  • ブレーキを外すヒントは、書き出す・相手の言葉で見る・誰かに話す

苦しむ必要のないところで、わざわざ苦しまなくていい。もっと自分の「好き」を信じて、軽やかに仕事にしていい。

そうやって「仕事観のブレーキ」を外せたときから、働き方は驚くほど変わっていきます。

ライブのアーカイブも、よかったらご覧くださいね。

▶ コラボライブのアーカイブはこちら

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この記事を書いた人

ファッション起業アドバイザー
 
立教大学社会学部社会学科 コミュニケーション専攻後、エスモード・ジャポンでファッションマーケティングを専攻。

通算20年に渡り、国内最大セレクトショップ、老舗商社、年間売上100億円企業のブランド、外資ハイブランドファッション企業で商品の売上予測、生産コントロール、予算作りに携わり、年間10万人以上の女性に売れる商品を提供。

その経験を生かし2016年に個人向けスタイリングアドバイス開始するも、お客様0の状態が1年続く。

試行錯誤してお客様に愛されるスタイリストになる秘訣を手に入れ、資格に頼らず年間100人以上のスタイリング提案に関わる。

「服選びのモヤモヤ」を解消し「納得のいく服選び」ができるようになる独自のスタイリングメソッドが好評。

2018年より、女性向けパーソナルスタイリストになりたい方へ、実践的なファッション知識、コミュニケーション&ビジネス力を上げる継続講座をスタート。

年代は20代から50代まで、アパレル経験有無問わず、日本全国から受講いただいている。

現在は個人のファッションスタイリングに加え、法人向けスタイリング監修など活動の幅を広げている。

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