【SLU活動レポ】お客様視点の商品づくり

目次

【SLU活動レポ】お客様視点の商品づくり

2025年10月にオンラインで開催したSLUコミュニティ

【勉強会】お客様視点の商品づくり

についてレポートしていきます。

SLUとは…
『スタイリストレベルアップコミュニティ』
勅使河原が主催している講座のコミュニティ。
毎月、ゲストを呼んだ座談会やサービスの練習会や勉強会、お悩み解決相談会などが
行われているスタイリスト同士が交流・成長し合えるコミュニティです。

今回の勉強会は、先月の「ただ導線を作っただけではお客様は来てくれない」という話からもう一歩踏み込んで、

お客様目線で商品を作ったり伝えたりするには、具体的にどのようなことをしていけばいいの?

という内容になりました。

「お客様視点の商品づくり」というテーマで、「商品の見せ方・伝え方」について祐子さんアテンドのもと勉強会が進められていきましたよ。

サービスに「自己紹介」は入ってる?

まず祐子さんがお話ししてくれたのが、

「自己紹介・商品紹介をする際に次のことが入っていますか?」

ということ。

  1. どんなサービスか一言で説明できるか
  2. お客様に選ばれる理由(他と何が違うのか)を伝えられるか
  3. サービスを受けることで変わる「お客様の未来」を伝えられるか
  4. 信頼・実績を得るために成果を伝えられるか
  5. 共感を生むあなたならではの「自分ストーリー」があるか

祐子さんは、この5つすべてが入ることではじめて「お客様目線の商品づくり」になると熱くプレゼンしてくれました!

というわけで、

今回の勉強会は「5つのポイントができているか」を時間の許す限り一緒にやってみよう!

・・・ということに。

たくさんのワークをとおして、自分自身と向き合う時間になりました。

どんなサービス?

自分のサービスを一言で説明するポイントとして、祐子さんは次の5点を挙げてくれました。

  1. サービス活動を一言で!
  2. わかりやすく、シンプルに!
  3. 誰でもわかる言葉で!
  4. 世間に浸透していないワードはスルーされてしまう
  5. 抽象的なワードは避ける

ここでは、具体例として「メルカリ」「エアクローゼット」など大手サービスの例のほか、祐子さん自身が使っているものも紹介してくれました。

また、自分のサービスを言葉で表現する際に意識したい鉄則も紹介。

このあと、参加者のみなさんと実際のワークを通して、「自分のサービスがどのようなものか」をいくつか挙げていきました。

お客様に選ばれる理由

「お客様に選ばれる理由」として必要になるスキルは、おもに次の2つがあるのだそう。

  • 「Aだった人がBになります」の伝え方をする
  • 「残念ポイント」と「良いポイント」を挙げる

それぞれ詳しく深掘りしていきました。

「Aだった人がBになります」の伝え方をする

「お客様に選ばれる理由」を伝える方法として最初に祐子さんが挙げてくれたのが、

「Aだった人がBになります」

で伝える手法。

その伝え方のポイントとして祐子さんが紹介してくれたことは次のとおり。

  • ビフォー・アフターを伝える
  • 「約束ごと」を伝えればOK
  • 人はギャップ(変化)にお金を支払う

「サービスの内容」そのものではなく、どうなれるのかを伝えるのが重要!

と祐子さん。

ここでも「私のサービスを受けるとAだった人がBになります」を実際にワークしました!

「惜しいポイント」と「良いポイント」を挙げる

次に「お客様に選ばれる理由」を伝える方法として祐子さんが挙げてくれたのが、

「惜しいポイント」と「良いポイント」を挙げる

という手法。

「これまでのサービスで残念だった点」と「これからのサービスで良くなる点」を対比してお客様に打ち出していくと分かりやすい

と祐子さん。

さらにもう一つ「大きなポイント」として祐子さんが挙げてくれたのが【常識破壊】というワード。

このワードだけ聞くと「???」ですが、祐子さんは次のように説明してくれました。

例えば、プロに自分の服を選んでもらったとしても、その後自分で服を選ぶ際のスキルは身につかない。
でも私のパーソナルスタイリングサービスなら、自分で服を選べるようになるまでサポートできる!

という流れに持っていくことなのだそう(あくまで例えの1つ)。

ここで気をつけたいこととして、「誰かをディスるような発言にならないような伝え方をする必要がある」と祐子さんが教えてくれました。

たしかに誰かの悪口を言うような人のサービスは、受けることに躊躇してしまいそうですよね・・・

このあと、「自分のサービスの良い点をこれまでのサービスと比較しながら挙げていく」ワークを行ないました。

このワークは、みなさん大盛り上がり!

過去の自分がなぜ祐子さんの講座に魅力を感じたのか腑に落ちた

という方もいましたよ。

お客様の未来

3つ目のポイントは

  • こうなれます
  • このような状態になります

というように、

「お客様の未来はこのように変わりますよ」という一例を示すことが大切

と祐子さん。

お客様に一例を伝える手法として祐子さんは次の2通りを教えてくれました。

  • 実際のお客様の声を掲載する
  • まだお客様の声がない場合は可能性の一例を提示

ここで重要なのが「お客様の具体的な変化を紹介すること」なので、そのために祐子さんは、自分のサービスを受けたことでのビフォー・アフターをしっかり教えてもらえるような質問を、サービスを受けたお客様に投げかけているのだそう。

そこまで計算してアンケートをとっていたなんて驚きです!

この部分もワークとして、「自分の場合だったら」を書き出し発表し合いましたよ。

さらに祐子さんからは、お客様の未来を伝えるヒントの伝授も!

このヒントには、参加者のみなさんも大きくうなずいていました。

実績

4つ目のポイントは、

お客様目線の商品づくりに、自分の実績を伝えられているか

ということです。

祐子さんは、目先の利益よりも実績を大事にしているのだそう。

なぜかというと、実績は一度作ると一生消えないうえ、増え続ける資産となるから。

では「どんなものが実績になるの?」ということで、祐子さんが挙げてくれた実績の例をご紹介します。

  • 推薦
  • 実績数
  • メディア掲載
  • 満席実績
  • お客様の声
  • 自分のこだわり・経験

参加者のみなさんも自分の実績を「最低5つ書いてみよう!」ということで、真剣に考えているのが印象的でした。

自分のストーリーを伝えられているか

最後のポイントとして祐子さんが挙げたのは

最終的に自分が選ばれる大きな決め手は「その人ならではのストーリー」

であること。

サービスを購入する際に、「この人からは購入しないな」というポイントを祐子さんがいくつか挙げてくれました。

  • 得体のしれない人
  • 共通点の無い人
  • 共感ポイントの無い人

実際に自分がお金を出す際ときを考えてみると、確かにその通りです。

続けて祐子さんは、

ストーリーは山あり谷ありで、共感してもらえるポイントを入れることが大切

とお話ししてくれました。

ときには失敗や苦労もさらけ出したほうが、人を引き付けられるということです。

「お客様視点の商品づくり」では5つのポイントを意識しよう

今回の勉強会では、自己紹介・商品紹介を丁寧に行なうことが「お客様視点の商品づくり」につながることがわかりました。

その際に、祐子さんがあげてくれたポイントを最後にもう一度ご紹介しましょう!

  1. どんなサービスか一言で説明できるか
  2. お客様に選ばれる理由(他と何が違うのか)を伝えられるか
  3. サービスを受けることで変わる「お客様の未来」を伝えられるか
  4. 信頼・実績を得るために成果を伝えられるか
  5. 共感を生むあなたならではの「自分ストーリー」があるか

みなさんの感想

一度自己紹介をしたから、相手には伝わっていると思っていたけれど、もっと伝えてもいいのかな?と思った。

今ちょうど新しい講座を考えていたので、今回の勉強会で見直すヒントをたくさん見つけられた!

「実績は消えない」という祐子さんの言葉が響いた。自分の実績をデータとしていつでも見られるようにまとめてみたい。

今回の勉強会をとおして、みなさん自分のサービスに有益な情報をゲットできたようでした。

最後に祐子さんが次のように締めてくれましたよ!

アンケートをとった時点の受け取り方と、今そのアンケートを見返した時点での受け取り方は違う。
そのときの状況・感情などで受け取り方も変わってしまうから、もう一度フラットな気持ちで
アンケートを読み返して整理してみよう!

今後のサービスづくりに、ぜひ活かしていきたいですね!

パーソナルスタイリスト、イメージコンサルタント、その他ファッションを武器に活躍したい「おしゃれが好き」な方々が集まる講座&コミュニティ「SLU」

SLU(スタイリストレベルアップコミュニティ)は
勅使河原 祐子の継続講座を受けた方だけが参加できるコミュニティ
全国にいるスタイリスト同士がお互い刺激を受け合い成長し合える場。
講座受講が終わっても、相談、練習、交流、学びのアップデートができるコミュニティです(有料)。

講座概要は、こちら→講座について

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この記事を書いた人

ファッション起業アドバイザー
 
立教大学社会学部社会学科 コミュニケーション専攻後、エスモード・ジャポンでファッションマーケティングを専攻。

通算20年に渡り、国内最大セレクトショップ、老舗商社、年間売上100億円企業のブランド、外資ハイブランドファッション企業で商品の売上予測、生産コントロール、予算作りに携わり、年間10万人以上の女性に売れる商品を提供。

その経験を生かし2016年に個人向けスタイリングアドバイス開始するも、お客様0の状態が1年続く。

試行錯誤してお客様に愛されるスタイリストになる秘訣を手に入れ、資格に頼らず年間100人以上のスタイリング提案に関わる。

「服選びのモヤモヤ」を解消し「納得のいく服選び」ができるようになる独自のスタイリングメソッドが好評。

2018年より、女性向けパーソナルスタイリストになりたい方へ、実践的なファッション知識、コミュニケーション&ビジネス力を上げる継続講座をスタート。

年代は20代から50代まで、アパレル経験有無問わず、日本全国から受講いただいている。

現在は個人のファッションスタイリングに加え、法人向けスタイリング監修など活動の幅を広げている。

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